河内 啓 (かわち けい)
陶芸家
1967年 静岡県静岡市に産まれる。
1991年 日本大学経済学部卒業
株式会社TKC入社
1999年 愛知県立窯業高等技術専門校卒業
土岐市の製陶所に勤務
2002年 岐阜県土岐市鶴里町に築窯
2012年 萬古焼きコンペ 審査員特別賞受賞
2014年 クラフト・センター・ジャパン Cマークに選定
陶は人にとって、自然との間を取り持つ素材だ。
人は自然を必要としているけれど、
生の自然をそのまま受け入れる程には強くなくて、
陶器をインターフェイスにして自然とつながろうとする。
陶の器で食事をし、花器に花を活ける。
土を焼くと器になるというシンプルな工程が、
自然と人との境界をなめらかに馴染ませる。
私は器を作る時、
自然の野性味が、人のための道具の中にうまく溶け込むように、
そのバランスをいつも探っている。